森のJAZZ祭2019 > 出演者プロフィール

 遠藤定(cb)

遠藤定

幼少の頃からピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラを通じて音楽に親しむ。16才でベースに転向し、納浩一氏、藤原清登氏に師事。洗足音大在学中からプロとして活動を始める。
2015年、日本最古のジャズ喫茶『ちぐさ』が主催するコンペディション・第2回ちぐさ賞にて優勝&ベストパフォーマンス賞を獲得。「自分の音を聞いてほしいという強い思いがジャズの表現力につながっている。ソリストとしてのスター性を感じる」とジャズ評論家・瀬川昌久氏も絶賛。同年4月に1stアルバム『It‘s now or never』を発表する。
その他、中村誠一氏、中西俊博氏、佐藤達哉氏、布川俊樹氏、有田純弘氏、coba氏、斎藤ネコ氏、ギラジルカ氏、堀秀彰氏、朝丘雪路氏、タモリ氏らとも共演。
2018年、2ndアルバム『Mercurius(メルクリウス)』をリリースし全国各地で活動する傍ら、東京都公認のヘブンアーティストとして、ベース1本でソロパフォーマンスも展開している。

 今村真一朗(p)

今村真一朗

1984年11月28日大阪府豊中市生まれ。 幼少期に両親が百貨店のピアノ売り場に初めて連れていった時、帰る時に泣いてピアノの足にしがみついて離れなかった。
3歳でピアノを弾き始め、17歳の時に”Joe Sample”の生演奏に感銘を受けJAZZを独学で学ぶ。
早稲田在学中より国内のトップミュージシャン達と共演を重ね経験を積む。2008年「横浜ジャズコンペティション」でベストプレイヤー賞・グランプリ・横浜市民 賞3冠を獲得。
現在、日本を代表するベーシスト藤原清登のトリオに参加。 その他、向井滋春(tb)カルテットや遠藤定(b)トリオなどで活動中。自身のバンドでは意欲的な企画・アレンジを行い、他方面の一流ミュージシャンとも共演を重ねている。 ファンキーでスイングするピアノ、リリカルな音色、歌心溢れるアドリブで聴くものを魅了する注目のピアニスト。

 木村鉱(dr)

木村鉱

1988年 兵庫県明石市生まれ。
12歳のときドラムを始め、中学、高校では吹奏楽部で打楽器を担当する。
2007年洗足学園音楽大学に入学し上京、東京、横浜周辺でジャズを演奏し始める。ドラムを大坂昌彦氏に師事する。2011年洗足音楽大学を主席で卒業 し、アメリカのバークリー音楽大学の奨学金を得て留学。DrumsをRalph Peterson、アンサンブルをHal Crookに師事。2014年3月にはワシントンDCの全米桜祭りに小林香織バンド、曽根麻央バンドとして出演。
2014年5月に帰国し、東京、関西の両方で活動を開始した。

 坂本千恵(p)

坂本千恵

愛媛大学でクラッシックを学びながら、軽音楽部に所属し、ビッグバンドのピアニストとしてジャズを経験。1994年からジャズピアノを辛島文雄氏に師事。2000年横浜ジャズプロムナードで入賞。
2011年にWhat's Newレコードより1stアルバムC-Bass Meeting Think And Forget をリリース。
2017年10月4日に2ndアルバムFour Seasonsリリース。いろんなフォーマットのグループを持ち、それぞれの個性に合わせた作曲、アレンジでライブ活動を行っている。2018年11月、創作ダンスリサイタルで5つの組曲を作曲し好評を得る 2019年1月に自身が作曲した曲が、福岡県直方市の観光PRソングになる

 Marty Holoubek(cb)

Marty Holoubek

東京で大活躍中、オーストラリアのミュージシャンMarty Holoubek(マーティ・ホロベック)。 オーストラリアでの音楽活動が多くの注目を集める中、彼は東京の賑やかな音楽界に携わるため、また現地の人気ミュージシャンとコラボするために拠点を日本に移した。
アデレイド大学音楽科を卒業し、メルボルンのモナシュ大学大学院音楽研究科を卒業後、James Morrison Jazz ScholarshipやFreedman Fellowship Awardなど、数多くの賞にノミネートされた。
ジム・オルーク、ルロ・ラインハート、リーロイ・ジョーンズなどの海外アーティストの他、デービッド・キャンベル、ジェームズ・モリソン、ケート・セブラーノ、ポール・グラ ボウスキー、アーロン・チューライなどのオーストラリア音楽家との共演経験が豊富。
2015年の初来日の後、東京の音楽界により本格的に参加するために、また現地のミュージ シャンとの関係を深めるために翌年2016年、2017年と再度日本に訪ねてきた。そんな中、TOKU、サクソフォン奏者の吉本章紘と西口明宏、ピアノ奏者の栗林すみれと高橋佑成、また人気ドラマーの石若駿など、たくさんの日本人アーティストとコラボしてきた。
オーストラリアのジャズバンドThe Lagerphones、Sex On Toastと石若駿のSongbook Bandの現役メンバーとして活動しつつ、日本とオーストラリアの音楽界の関係性がさらに発展するように努めている。

 坂本貴啓(dr)

坂本貴啓

1993年東京出身。小学生の頃よりエレクトーン、ジャズドラムをはじめ、高校時代はハードロックやラテンに傾倒しオールラウンドに活動する。大学からはジャズピアノを辛島文雄 氏に師事し、ドラム、パーカッション、ピアノ、鍵盤ハーモニカを用いて枠組みにとらわれない音楽活動をしている。
14年、自身のバンドで浅草ジャズコンテストにて金賞授賞。15年、山野ビッグバンドジャ ズコンテストにて最優秀賞を受賞。現在は都内のライブハウスを中心にライブ、レコーディ ング、ドラマの音楽指導、ミュージカル、朗読劇、アレンジ、作曲など幅広く音楽活動をしている。『ドクターXシリーズ』『エイプリルフールズ』『やすらぎの刻』など数々のドラマ、映画の作品に関わっている。

 Lo Ersare(Vo, banjo)

Lo Ersare

ルー・エルサレ。スウェーデン人のボーカリスト、実験的な音楽家、演奏家、作曲家。コペンハーゲンに拠点を置く。
彼女のシンガーとしてのバックグラウンドは、ノルウェーのトラディショナルフォーク、ブルガリア唱法、そしてジャズにある。
7歳の頃から音楽や演劇、ダンス、武道を学び、10代では即興音楽と舞台芸術に興味を持った。彼女の身体と動きは、彼女が学んだ柔術と合気道がモダンダンスと結びついたものに由来している。また、日本語を高校と大学で学ぶほど、日本文化に興味を持っている。
彼女はフォークミュージックとジャズをBirka Bolkhögskolaで学び、さらSkurups Folkhögskolaでジャズの研究を深めた。卒業後、一年間イギリス中でオーガニック農園でのボランティアをしながら道端でバンジョーを演奏した。これがPadded Pawsというプロジェクトを形作り、Tambourine StudiosでレコーディングされたEPの発売に至った。
2015年にはコペンハーゲンに移り、the Rhythmic Music Conservatoryに入学するまでの間、ストリートミュージシャンとして生計を立てた。the Rhythmic Music Conservatoryに在籍している間は、即興演奏と他の芸術分野を結びつけたライブパフォーマンスについて学際的に学んでいる。
彼女は北欧において様々なパフォーマンスやコラボレーションのために音楽を書き下ろし、The Art of Escapismとしてポーランドのレコード会社であるFor Tune Recordsと契約を結んだ。
Loはシンガーやミュージシャン、ダンサーだけでなく、初心者向けにもインプロヴィゼーションのワークショップを開催している。彼女の考えによれば、インプロヴィゼーションと音楽は全ての人のためのもので、年齢やレベルは関係ない。彼女は2016年からクワイアスクールKor-Skolenの教師として在籍し、二つのクワイア(the Organic Choirとthe Senior Choir)を率いている。また、ほとんどのジャンルのシンガーの指導にもあたる。
Loは、コンテンポラリーアートの中でもジャンルを超えた幅広い能力を持ったミュージシャンとして知られている。起業家精神と情熱、音楽や歌・人間同士のつながりがもつ癒しの効果への信念によって、彼女のヴィジョンは広がっていく。

 大森聖子(p)

大森聖子

3歳よりピアノを始める。クラシック音楽の他に、映画音楽、ゲーム音楽など様々なジャンルの音楽をコピーして演奏する楽しさを覚え、学生時代より演奏活動を始める。
大学時代に初等教育第一種免許を取得。音楽ゼミではリコーダーカルテットを主催。卒業後CMプロダクションに就職し、映像と音楽についての知識を深める。退職後、演奏活動を続ける中でJazzバンドに誘われたことをきっかけに、Jazzの演奏活動を本格的に始める。八木美恵子氏、ヒロ・モロズミ氏に師事。代官山音楽院旧指導者養成コースにて ピアノ指導法を山下美香氏に師事。卒業後、ローランド音楽教室の講師認定資格を取得。現在はNOAHミュージックスクール、ヤマハ音楽教室などで講師活動を行う。
作曲活動にも力を入れており、2015年11月に串ロックレーベルから1stミニアルバム「PRISM」を発表。透明感のある音色と音楽の領域を超えた表現力、カラフルな楽曲の世界が魅力。
現在は、ブルースシンガー新井英一のサポートメンバーとしての活動やフルート奏者酒井麻生代とのデュオユニット「LaDew」、瀬戸内海島フェスへの参加の他、演劇伴奏など幅広いフィールドで演奏活動を行なっている。
また、室内楽編成のquartettoにジャズやタンゴ、ヨーロッパ伝統音楽の要素を取り入れたグループのリーダーとしての活動を精力的に取り組んでいる。
2018年秋にはスウェーデン人ボーカルLo Ersare、ポーランド人ドラマーAlbert karch、日本人ベーシスト小美濃悠太とのプロジェクト、Leisure Childrenの日本ツアーを大盛況で終え、2019年7月にはCopenhagen Jazz Festivalをはじめとするヨーロッパツアーを予定している。

 小美濃悠太(cb)

小美濃悠太

1985年、東京生まれ。一橋大学社会学研究科修了。
幼少の頃より続けていたエレクトーンを通じてジャズに出会う。高校に入学後、ジャズを演奏できる楽器を習得するために吹奏楽部に入部。コントラバスとエレクトリックベースを平行して学ぶ。大学進学後、千葉大学モダンジャズ研究会に入部。本格的にジャズを学び始める。在学中から演奏活動を開始し、現在は東京を中心に首都圏全域で活動している。サックス奏者 臼庭潤のバンドへの参加を皮切りに、日本を代表する数々のジャズミュージシャンとの共演を重ねる。ツアー、レコーディングへの参加は枚挙に遑がない。
またジャズ以外のフィールドでも、世界的なボサノバシンガー・小野リサの中国ツアーや、日本を代表する雅楽師・東儀秀樹と、世界的なバイオリニスト古澤巌による全国ツアー、フランスの誇るバイオリニストFlorin Niculescuの国内ツアーなどに参加。大竹しのぶ主演「ピアフ」、山本耕史主演「ヴォイツェク」、昆夏美 伊礼彼方 廣川三憲主演「星の王子さま」など、ミュージカル・音楽劇での演奏も多数。自身のプロジェクトとして、2015年にはピアノトリオ”Tre farger”の1stアルバムをリリースし、全国ツアーを成功させる。翌年2016年にはライブ録音の2ndアルバム”Live at The Glee”も発売。Tre fargerを通じてヨーロッパのアーティストとの交流を深め、2017年にはポーランド人ドラマーAlbert Karchとの共同プロジェクトで日本ツアーを成功させた。
2018年にはCopenhagen Jazz Festivalに自身のカルテットで出演。また帰国後も再び日本ツアーを成功させた。同年、Copenhagenで出会ったLo Ersare(vo,banjo)、旧知の大森聖子(piano)とともにレコーディングおよび日本ツアーを行い、コンサート限定でのアルバムをリリース。2019年にはデンマークおよび日本でのツアーを予定。
ジャズベースを山下弘治氏、アルコ奏法を高西康夫氏、斎藤輝彦氏に師事。
2018年7月 Copenhagen Jazz FestivalにAlbert Karchとともに”Yuta Omino Quartet”として出演。同時にアルバム「晴れ」をリリース。
2017年3月 シンガーソングライター おおはた雄一とTre fargerのダブルビルツアー
2016年10月、11月 小野リサ中国ツアーに参加
2016年 KOKIA『Watching from Above』レコーディングおよびCDリリースツアーにも参加
2016年8月 akiko 15th Anniversary Tour 大阪公演に参加
2016年6月 Tre farger『Live at the Glee』をライブ録音、8月にリリース
2016年5月 広崎うらん主催『REVO2016 SESSION 情熱と生活』に参加
2016年3月 ポーランドのトランペッターTomasz Dabrowskiと共に日本ツアーを開催

 Arbert Karch(dr)

Arbert Karch

アルベルト・カルフ 1993年生まれ、ドラマー・作曲家。彼は重要なアルバムの録音や、舞台音楽の作曲、そしてコペンハーゲンジャズフェスティバル、ロンドンのテテ・ア・テテ・オペラフェスティバル、ヴロツワフでのジャズ・ナド・オドラなど、ヨーロッパの重要な舞台でのパフォーマンスを重ねる。
これまでにポーランドの主なジャズレビューサイトである“polish.jazz”にて、Jachna/Tarwid/Karchのトリオによるアルバム Sundialが2014年のアルバム・オブ・ザ・イヤーを、Minim ExperimentのアルバムDark Matterで2016年のデビュー・オブ・ザ・イヤーとミュージシャン・オブ・ザ・イヤーを受賞。

 栗林すみれ(p)

栗林すみれ

ピアニスト、コンポーザー。生田流箏奏者である父の箏を聴いて育つ。2014年行方均氏のプロデュースでサムシンクールレーベルからデビュー。
1stアルバム"TOYS"が2014年ディスクグランプリニュースター賞受賞。
2015年早くもセカンドアルバム "Travellin'"をリリース。
2017年、2019年に金澤英明との双頭リーダー作"二重奏" "二重奏II"を発売。
2018年、総勢11名参加のアンサンブル作品"Pieces of Color"とピアノトリオ作品 "the Story Behind"を二ヶ月連続リリース。
ジャズライフ誌で表紙を飾る。
近年海外での活動も目覚ましく、ロンドンのホクストンホールでのリーダー公演の他、アンドリア(イタリア)でのソロコンサート、Walter Lang、福盛進也とのドイツ公演、 Giuseppe Bassi trioイタリアツアー参加、栗林すみれセクステット、Niran Dasika groupとしてオーストラリアのwangarattaジャズフェスティバルに出演。各地で好評を博す。
先人への敬意と幅広い音楽性の融合から紡ぎだされるオリジナル曲とインプロヴィゼーションは新たな世界を切り開きながらも心地よく、多くの聴衆の心を掴む。

 西口明宏(sax)

西口明宏

中学入学と同時にビックバンドジャズに出会いテナーサックスを手にする。 立命館大学入学後、同大学や甲南大学のビックバンドに所属。 18歳より小曽根啓氏にサックスを師事、京阪神エリアで演奏活動を始める。
2003年にボストンバークリー音楽学院より奨学金を獲得、同年渡米する。在学中には学生選抜ビックバンドであるBerklee Concert Jazz Orchestraに所属。各 地方をツアーし、地元ラジオ局、各地ジャズフェスティバルに出演、また多数の著名プレイヤーと共演する。2006年にはニューヨークで行われた国際ジャズ教育協会のカンファレン スに同バンドで出席、演奏。好評を得る。
在学中はGeorge Garzone(sax), Frank Tiberi(sax)にサックスを師事。Joe Lovano(sax), Hal Crook(Tb)にインプロビゼーション論、アンサンブル学を師事する。
2006年卒業後、Ramiro Olacireguiグループのメンバーとして在エクアドルのアメリカ 大使館により招致されツアーを行い好評を博する。
同年活動拠点をニューヨークに移し、この間に多くのミュージシャンとセッションを重ねる と共に、ジャズだけではなく、インディペンデントフィルム、ダンスなどと即興音楽での共 演、ミュージカルでの演奏を経験。様々なジャンルのグループに加入し、ラテンから即興音 楽まで幅広く、また自己グループによるNYライブハウスでのレギュラー演奏を行うなど精力 的に活動する。
2010年3月に約4年に渡るニューヨークでの活動から東京に拠点を移し、同年9月にNYでの グループでの録音によりレーベルD-Musicaより、デビューアルバム「Tre Agrable」を リリース。ジャズ雑誌jazzLife2010年のベストアルバムを発表するコーナー【JAZZ LIFE DISC GRAND PRIX】で1位に選ばれるなど好評を得る。続いて2013年には2作目となる「PINGO」をリリース。
現在は自己のバンド、メガプテラス、大坂昌彦(ds)、古谷淳(pf)、海野俊輔(ds)、 Michel Reis(pf,ルクセンブルク)、YuYing Hsun(pf,台湾)のグループに参加。 2014年にはブルーノート75周年記念ライブのメンバーに抜擢され、日野皓正(tp)山中千尋(pf)ロンカーター(bs)ジーンジャクソン(ds)とのグループでブルーノート東京に出演、 また2016年デトロイトジャズフェスティバル・ジャズコンペティションで最優秀賞を受 賞。2017年に自身のグループでデトロイトジャズフェスティバルに出演するなど、近年海外での活動も多い。