森のJAZZ祭2020 > 出演者プロフィール

 清水 昭好(cb)

清水 昭好

1985年2月6日生まれ、福井県出身。
幼少の頃から作曲に興味を持ち、14歳でエレキベースをはじめる。 大学進学時にジャズ研究会に入ったことをきっかけにウッドベースに転向し、独学で習得する。
2006年から都内でプロ活動をはじめ、宮之上貴昭、岡淳、大山日出男、太田剣、市原ひかり、TOKU、秋田慎治、山中千尋、挾間美帆、など多数のミュー ジシャンと共演。日本を代表するギタリスト宮之上貴昭のバンドは約9年在籍した。 Kit Downes、Scott Reeves、Brenna Whitaker、steve pruitt等、来日ミュージシャンのサポートも多い。
​2010年、2012年、宮之上貴昭カルテットでカリフォルニアサンノゼジャズフェスティバルに出演。
2010年シカゴのブルースギタリスト、カルロスジョンソンのジャパンツアーに参加する。
2015年からオリジナルを中心とするリーダーバンドを開始、2020年6月オーストラリアの鬼才トロンボニストJames Macaulayを擁した自己のQuintetでリーダーアルバムデビュー作「satya」をリリース。 そのオリジナルサウンドは定評を得ている。
現在は自身のQuintet以外に市原ひかりQuartet、坪口昌恭Radio-Acoustique、山田貴子piano trio、James Macaulay Quintet、カムロ耕平guitar trio等を中心に活動中。

 David Negrete(sax)

David Negrete

デイビッド・ネグレテ。アメリカ合衆国、カルフォルニア ロングビーチ出身。1984年生まれ。幼少から母にピアノを習いその後フルートを始める。 そして高校入学と同時にアルトサックスを本格的に学び始める。
サンディエゴに移り、チャールズ・マクファーソン氏、グレゴリー・ポータのプロデューサーとしても知られる、カマウ・ケンヤタ氏、地元のジャズミュージシャン育成に力を注ぐギルバート・カステラノス氏に師事。
2004年、全額奨学金でボストンのバークリー音楽院に入学。テリリン・キャリントン氏、ジョージ・タイガー大越氏、ハル・クルック氏に師事。卒業後はニューヨークへ移り、演奏活動を続けた。
2011年に日本へ移住し、2016年ファーストリーダーアルバム『トライブ オブ D』をリリース。 アルトサックス奏者、そして作曲家として活動を続け、デイビッド・フォスター氏のブルーノート公演ではソロプレイヤーとして参加し、挾間美帆氏と大西順子氏の丸の内コットンクラブ公演にも参加。 ジャズにとどまらず、多くのジャンルで活躍し、その美しい音色と緻密なアドリブは唯一無二のサウンドと好評を得ている。

 駒野 逸美(trombone)

駒野 逸美

1988年1月23日生まれ。 千葉県白井市出身。
小学校ではCornetを吹き、中学校入学と共にTromboneを始める。 尚美学園大学Jazz&Popsコースにて西山健治氏に師事。 在学中にもライブやセッションに参加する。
2010年3月 尚美学園大学 芸術情報学部 音楽表現学科 J&Pコースを卒業。 今までに、Aaron Choulai Quintet、Mike Price Big Band、大山日出男セクステット、中路英明2Trombone、菊地成孔ダブセプテット、小杉敏カルテット、木村由紀夫スタンダードクインテット、原田イサムカルテット、Simon Cosgrove TokyoJazz7、内堀勝ビッグバンド、寺屋ナオグループ、村田中クインテット、三木俊雄フロントページオーケストラ、南青山6丁目楽団、などのグループで、都内を中心とするライブに参加。
2010年10月Aaron Choulai Quintetでオーストラリアのツアーに参加。
2012年5月には香港でのSummer Jazz Festivalに参加。
2011年12月浅草JAZZコンテストでは駒野逸美Quartetでグランプリを受賞。
2014年11月には、上杉優との2TbユニットThe BonBonesにて1stアルバムをリリース。
2016年10月スイスの2トロンボーン グループTwobonesに、上杉優と駒野逸美の2人でスイスツアーに参加。スイス各地9箇所でコンサートを行う。
翌年2017年7月TheBonBonesにて2ndアルバム“Celebration”をリリース。
2019年10月Allen Hermann(tb)氏との2トロンボーンで日本ツアーを行う。
2020年2月ツアー中に録音したCD"A Beautiful Thing"をリリース。
2019年11月スイスのTwobonesのPaul Haag(tb)、Danilo Moccia(tb)2人をお呼びし今度は日本でツアーを行う。 現在自己のカルテットにて都内を中心に活動中。現在、昭和音楽大学、ルーツ音楽院、山野楽器にてJazz Tromboneの講師を務める。

 成田 祐一(pf)

成田 祐一

父親の影響で、幼少の頃から洋楽を聞いて育つ。9歳でクラシックピアノを始め、洗足学園音楽大学入学と同時にジャズに転向。在学中はユキ・アリマサ氏に師事。 卒業と共にプロ活動をスタート。
2010年よりニューヨークに渡米し、現地でライブやセッションに参加。翌年帰国後、現在は横浜・都内を中心に演奏活動を行いつつ、自分らしいピアノとは何かを研究中。 三木孝浩監督の映画「坂道のアポロン」では主人公(西見薫)のピアノを担当。

 横山 和明(dr)

横山 和明

1985年、静岡県生まれ。
音楽好きな親からの影響で幼少期から様々な音楽に親しみ、3歳でドラムを始める。中学生の頃に地元のジャズクラブで演奏活動を始め、Junior Mance、渡辺貞夫と共演する機会を得る。 高校在学中の2002年、渡辺貞夫カルテットの全国ツアーに参加した事をきっかけに本格的にプロ活動を開始。 高校卒業後は活動の拠点を東京に移し、以後、数多くのツアーやレコーディングに参加している。
2004年より約10年に渡り、Barry Harrisの来日公演のドラマーを務める。
2012年、佐々木優花カルテットのベトナムツアーに参加。 また同年、アメリカのカリフォルニア州で行われたSan Jose Jazz Summer Festに宮之上貴昭カルテットで出演。
2014年、岸ミツアキトリオのカザフスタン公演に参加。 その他、Red Holloway、Sheila Jordan、Eddie Henderson、Wess Anderson、Steve Nelson、Gene DiNovi、Lew Tabakin、富樫雅彦といったアーティスト達とも共演歴が有る。 主な参加作は「Dear Gatsby」(市原ひかり)「Plays Jim Hall」(井上智)「Dance with Ancients」(Aquapit)など。

 石川 広行(trumpet)

石川 広行

1984年3月17日、北海道室蘭市生まれ。
高校時代にジャズと出会い、高校卒業後は札幌で演奏活動を行う。 その後、洗足学園音楽大学に入学。
ジャズを原朋直氏、クラシックを佛坂咲千生氏に師事する。
在学中にバークリー音楽院に留学。
タイガー大越氏、Hal Crook氏に師事する。
帰国後、洗足学園音楽大学を卒業した後に都内各所で活動中。

 望月 慎一郎(pf)

望月 慎一郎

1980年、静岡県生まれ。
幼少から音楽に触れ、6歳で曲を書きはじめた。13歳の頃には海外でも自作曲を披露し、既に作曲は日常のものとなっていくなかでジャズに出会い、以降は独学で研究を重ねている。 尊敬する宇宙飛行士らの影響を受けてエンジニアへの憧れもあったため音楽大学ではなく工学部へ進学し周囲を驚愕させたが、在籍時は放射線管理区域で実験を繰り返す毎日を送りながらも音楽創作活動を継続しヤマハ講師グレードも取得、音楽研究を片時も忘れなかった。 現在は長野県で半導体・電子部品等の開発技術者を生業としながら、欧州ジャズに近い演奏スタイルを取り入れ、独自の方法論を研究し自作曲の創作活動を精力的に続けている。
2017年、ピアノトリオによる大作アルバム「Visionary」(SONG X 047) をリリース。
2018年、橋爪亮督(sax)をフロントに向かえた「Another Vision」 (SONG X 054) をリリース。

 岩瀬 立飛(dr)

岩瀬 立飛

愛知県豊橋市出身
4 歳よりピアノを始める。 14 歳でドラムに転向。
豊橋東高校吹奏楽部でパーカッション担当、 吹奏楽曲の編曲を始める。
高校卒業後上京、武蔵野音楽学院プロ養成科中退、 日野元彦、坂田稔に師事。
1988年に渡米、ピーター・アースキンに師事。
1990年グローブ音楽院(ロサンゼルス)パーカッション科卒業、1991年作曲編曲科卒業。
1991年に帰国し、1992年から1997年までコナミの専属アーティストとして数多くの楽曲を提供。ゲーム音楽作曲編曲(オーケストラ作品含む)、アイドル、声優、アニソン、CMジングル、などのアレンジ。
2000年、自己のピアノトリオ「宴」活動開始
2009年ASKA 「 昭和が見ていたクリスマス 」ツアーに参加
2011年水樹奈々オーケストラ(ニューシティフィル、指揮・藤野浩一氏)の一員としてドラムセット、打楽器を担当。 ジャズ界では前田憲男、松岡直也、佐藤允彦、国府弘子、エリック・ミヤシロら、数多くのミュージシャンから厚い信頼を集める。 指導者としては、舘ひろし氏のドラム指導を担当(映画、TVCM 用)する他、洗足学園音楽大学・大学院講師を務める。

 小美濃悠太(cb)

小美濃悠太

1985年、東京生まれ。一橋大学社会学研究科修了。
幼少の頃より続けていたエレクトーンを通じてジャズに出会う。 高校に入学後、ジャズを演奏できる楽器を習得するために吹奏楽部に入部。 コントラバスとエレクトリックベースを平行して学ぶ。
大学進学後、千葉大学モダンジャズ研究会に入部。本格的にジャズを学び始める。 在学中から演奏活動を開始し、現在は東京を中心に首都圏全域で活動している。 サックス奏者 臼庭潤のバンドへの参加を皮切りに、日本を代表する数々のジャズミュージシャンとの共演を重ねる。 ツアー、レコーディングへの参加は枚挙に遑がない。
またジャズ以外のフィールドでも、世界的なボサノバシンガー・小野リサの中国ツアーや、 日本を代表する雅楽師・東儀秀樹と、世界的なバイオリニスト古澤巌による全国ツアー、 フランスの誇るバイオリニストFlorinNiculescuの国内ツアーなどに参加。 自身のプロジェクトとして、2015年にはピアノトリオTre fargerの1stアルバムをリリースし、 全国ツアーを成功させる。
翌年2016年にはライブ録音の2ndアルバムLive atThe Gleeも発売。 Trefargerを通じてヨーロッパのアーティストとの交流を深め、 2017年にはポーランド人ドラマーAlbert Karchとの共同プロジェクトで日本ツアーを行い、 翌2018年にはアルバム"Hare"をリリース、同年および2019年にはコペンハーゲンジャズフェスティバルにも出演、絶賛を受けた。 ジャズベースを山下弘治氏、アルコ奏法を高⻄康夫氏、斎藤輝彦氏に師事。

 栗林すみれ(pf)

栗林すみれ

ピアニスト、コンポーザー。生田流箏奏者である父の箏を聴いて育つ。2014年行方均氏のプロデュースでサムシンクールレーベルからデビュー。
1stアルバム"TOYS"が2014年ディスクグランプリニュースター賞受賞。
2015年早くもセカンドアルバム "Travellin'"をリリース。
2017年、2019年に金澤英明との双頭リーダー作"二重奏" "二重奏II"を発売。
2018年、総勢11名参加のアンサンブル作品"Pieces of Color"とピアノトリオ作品 "the Story Behind"を二ヶ月連続リリース。
ジャズライフ誌で表紙を飾る。
近年海外での活動も目覚ましく、ロンドンのホクストンホールでのリーダー公演の他、アンドリア(イタリア)でのソロコンサート、Walter Lang、福盛進也とのドイツ公演、 Giuseppe Bassi trioイタリアツアー参加、栗林すみれセクステット、Niran Dasika groupとしてオーストラリアのwangarattaジャズフェスティバルに出演。各地で好評を博す。
先人への敬意と幅広い音楽性の融合から紡ぎだされるオリジナル曲とインプロヴィゼーションは新たな世界を切り開きながらも心地よく、多くの聴衆の心を掴む。

 福盛 進也 (dr)

福盛 進也

独特で繊細なシンバルワーク、そしてメロディック且つリズミックなインタープレイで演奏を展開させるドイツで活躍中のドラマー。またダイナミクスの幅が広く詩情的なプレイを得意とする。
1984年1月5日、大阪市阿倍野区生まれ。15歳でドラムを始め、17歳の時に芸術高校にて音楽を学ぶために単身で渡米。
その後、ブルックヘブンカレッジ、テキサス大学アーリントン校を経て、ボストンのバークリー音楽大学を卒業。 10年間のアメリカでの活動後、2013年に拠点をミュンヘンに移し欧州各国で活動を開始。繊細で巧みなドラム・プレイだけでなく、作曲家としても高い評価を得ている。
2017年に自身のトリオで、ECMレーベルから日本人二人目となるリーダー・アルバム«For 2 Akis»を録音し、2018年2月に世界リリース。
現在、トリグヴェ・サイム(sax)、ウォルター・ラング(pf)との新たなトリオの他、リー・コニッツ(as)、フローリアン・ウェーバー(pf)、山下洋輔(pf)など様々なアーティストとの演奏活動、また日本では伊藤ゴロー(g)、佐藤浩一(pf)とのプロジェクト「land & quiet」などで活躍中。

 黒沢 綾(vo)

黒沢 綾

幼少よりクラシックピアノ、作曲、クラシック声楽を学ぶ。
尚美学園大学JAZZ&POPSコースに入学後、自然な流れでジャズに傾倒。在学中よりプロとして活動をスタート。同コースを首席で卒業。 ジャズシンガーとして着実にキャリアを重ねながら、オリジナル曲を制作。
2009年アルバム『うららか』、2013年『Twill』をリリース。ソングライターとして確かな実績を持つ。 ジャズを軸とした音楽性、歓びに満ちたサウンドスケープ、透明感あるクリスタルヴォイスが特徴で、近年は器楽的なヴォイス・プレイヤーとしてジャズ・コンテンポラリー作品に参加。
参加作品は、栗林すみれ『Pieces of Color』、千葉史絵『Beautiful Days』、岸淑香『feat.手』等。 またジャズ番組のナレーターやセレクターとしても活動。 相撲と着物とジャズをこよなく愛す和洋折衷シンガー。